ミジンコ耐久卵採取
ミジンコの全滅回避のため複数の容器で培養していますが、どの容器も爆殖開始から2週間位すると一気に数が減ってくる感じです。
今回は耐久卵を採取しておき絶滅を回避しよう!と、いう方法の案内になります。
まず激減前か全滅前には前兆もあります。
繁殖に不適な水質に変わってくると子孫を残すため耐久卵を持ったミジンコが出てきます
これは目視で確認できます。
ミジンコが赤茶色に見えるのに対して耐久卵は白いので不慣れな方でも判別は容易です。
この白い耐久卵を抱えたミジンコが発生したらミジンコが減る前兆です。
この前兆が見られた後は餌の投入もあまり意味がないと思いますので、生クロレラやPSB、ゾウリムシの投与はストップします。
そこから約1週間くらい経った容器がこちら。
前兆が見られた後もミジンコは餌としてあげているので水位がかなり下がっています。(培養中は目減りした分だけ給水しています)
これらの容器をゆっくりと傾け、片方にまとめても溢れない水量まで減らします。
十分減ったところで片方にすべての内容物を移します。
今回はプラケースの方に移しました。(透明度が高いため)
しばらく置いてから(2,3分)傾け、また上の方の水を捨て3分の1程度まで減らします。
そこに勢いよく水(冷たい方か良いです)を流しこみ攪拌します。
ミジンコの卵は水よりも比重が高いため下に沈みます。
落ち着いたところでまた容器を傾け水を捨てます。た
数回繰り返したものがこちら。
かなり汚れが減ってきましたね。たくさん見える白い粒々が耐久卵です。
更に水での攪拌、廃棄を繰り返し卵のみ残すようにします。
いい感じになったところで水をギリギリまで減らし容器を傾けて角に卵を集めます。
まだ、親ミジンコが少し居ますね(^◇^;)
スポイトで出来るだけ卵を吸わないようにミジンコを吸い別のミジンコ容器に移します。
これでプラケースのなかはほぼ水と卵だけになりますので一気に吸い取りタレ瓶にいれます。
大漁ですね(;^_^A
このまま低温が維持できる環境(冷蔵庫)へ入れたら耐久卵採取完了です。
後は必要な時に加温と適度な攪拌をしてあげればミジンコが孵ります。
こうしておけば急に全滅したとしても安心です!
なお、耐久卵はかなり保つそうです。
いかがでしたでしょうか?
簡単に採取出来ますので是非お試しください!